漆喰の壁が削れていく。
幾度となく繰り返し書かれる愛の文字はゲシュタルト崩壊を起こし崩れ始めている。
だめだ・・・もっと綺麗に書かなきゃ藤浪くんに伝わらないよ・・・
あの虎のなやみのタネの体につけた切り傷の意味は、藤浪くんに全く伝わらなかったようだ。
短絡的と言われても構わない・・・藤浪くんにその思いを伝えられるなら・・・
楽天井端も、床も、全てが藤浪くんへの思いで埋め尽くされる。
もう僕が誰かも分からない・・・藤浪くんを愛しているということだけが鮮明に脳に残っている。
・・・ささくれ立ったフローリングの床が、裸足の僕を傷つける。
じわりとした痛みと青木の色に染み出す血を見ても、何も思わなくなった。
部屋の真ん中で、僕は赤い液体を吸い上げた筆を振り上げる。
ぴちゃっ・・・ぱちゃ・・・
左手首から滴る血が、自転車通勤する昨日の悪送球さんに当たった。
でもそんなヒダリデウテヤのことなんてどうでもいい。
藤浪くんを僕の血で汚すのが気持ちよくて、何度も達した。
・・・さあ、ここに藤浪くんを招こうか。
絶望に染まり引きつるその端正な顔を、また僕の血で汚そう。
写真の上沢に書かれた大きなその愛は、部屋に刻まれたもののうちのなにより美しかった。
楽天井端は流石に草
意外と楽天井端ってええ感じになりそうやな
山田ェ
藤浪に直接危害を加えないのが一層怖いわ
続き想像してしまったワイ、後悔の真っ只中
草
ヒダリデウテヤ草
Source:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1527056890